マッチングアプリ、最初のメッセージに返信が来る人の小さな共通点
送ったまま動かない画面を、何度も開いてしまう夜。テンプレ文ではなく相手専用の一文を添えると、空気が少し変わることもある。
マッチはしたのに、最初のメッセージで会話が止まってしまう。送信ボタンを押したあとの、あの宙ぶらりんな時間。スマホを伏せて、また数分後にそっと裏返して画面を確かめる。既読すらつかない白い余白を、何度も開いてしまう気持ちは、たぶん多くの人が知っている。
返信が来ないと、自分が否定されたような気がしてくる。顔がよくないのか、文章がつまらないのか、と。でも、最初のメッセージで会話が続くかどうかは、人格や容姿の問題というより、ほんの少しの「向け方」の違いで変わってくることがあるという見方がある。責められるような話ではない。むしろ、ちょっとした角度の調整で空気がやわらぐこともある、という話だ。
返信が来やすい人がしていること
返信が来やすい人には、いくつかの共通点があるとされる。どれも特別な技術ではなく、相手の側に立ってみる、という一手間に近い。
- 相手のプロフィールを最低3行は読み、具体的に触れている
- 「はじめまして」だけで終わらせず、答えやすい質問を1つ入れている
- 長文すぎず、2〜4文に収めている
この3つに共通しているのは、相手が「返事を考えやすい」状態をつくっていることだ。受け取った側からすると、何を返せばいいか分からないメッセージは、つい後回しになる。逆に、答えの入口がひとつ用意されていると、手が動きやすい。
テンプレ文が引っかかりにくい理由
なかなか返信が来ないのは、「はじめまして!よろしくお願いします😊」だけのテンプレであることが多い。これは失礼でもなんでもないし、丁寧さの表れでもある。ただ、誰にでも送れる文章は、裏を返せば誰に向けたものでもない。だから、誰の心にも引っかかりにくいだけ、なのかもしれない。
受け取った相手の画面を想像してみるといい。同じような「はじめまして」が何通も並んでいる中に、自分宛ての一文がまぎれている。そこに「自分のことを少し見てくれたんだな」と感じられる言葉があると、ほかの一通とは違って見える。
相手だけに向けた一文を、ひとつ
同じ文を20人に送るより、ひとりに向けた一行のほうが届きやすいことがある。相手の趣味や写真に触れて、答えやすい問いをひとつ。たとえばプロフィールにカフェ巡りとあったなら、「最近行ってよかったカフェ、ありますか」と添えてみる。それだけで、相手の手が止まる理由が生まれる。
- 写真の場所や雰囲気に触れる(「この景色、どこか旅行先ですか」)
- 共通点を見つけて軽く重ねる(「自分も同じ作品が好きで、つい反応してしまいました」)
- 相手の言葉をそのまま拾う(プロフの一文を引用して感想を返す)
もちろん、向け方を整えても返ってこない日はある。相手にも気分や事情があって、こちらにはどうしようもないことも多い。それでも、向ける相手を間違えていなければ、その一通は無駄にはなりにくい。たくさん送ることより、ひとりにきちんと向けること。どちらを選ぶかは、あなた次第だ。
🧠 恋愛心理
人は「自分だけに向けられた言葉」に反応しやすいという見方がある。心理学でいうカクテルパーティー効果と同じで、自分に関わる話題には注意が向きやすいとされる。
相手の趣味であるカフェ巡りに触れ、「おすすめのカフェありますか?」とひとつ質問してみた。そこから会話が続き、2週間ほどでデートにつながった人もいる。
「よろしくお願いします」だけの同じ文を20人に一斉送信して、返信は1件だけ、ということも起こりやすい。手抜きというより、向ける相手が見えないままだったのかもしれない。